2006年02月21日

知花花織

 知花花織は復元に成功したが、産業として根づかず、技能を習得した37人の内、今も継続して織機に向かっているのは、半分以下の17人だとNHK沖縄のローカルニュースでリポートされていた。
 読谷山花織は読谷村民の誇りとなっているが、1974年にコザと合併して沖縄市になってしまったから、旧美里村民の地元に対する情熱は薄れてしまったのだろうか。
 一緒にテレビを見ていた父によると、藤木勇人さんのお父様はかつて知花花織の復元に取り組まれていたそうだ。成功はされなかったようだが、夢を追う血は遺伝するものだなと思った。

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Posted by 百紫苑(hakushon) at 20:37│Comments(2)独言
この記事へのコメント
はじめまして。偶然おじゃましたブログでしたが
知花花織のニュ-スを取りあげて頂き嬉しくて書き込みしました。
私は現在知花花織で織りを続ける者の一人です。
どんなに毎日頑張っても織りで食べていくのは厳しく、
私達の仲間で織りだけで生活出来ている人はいません。
継続していくのが難しいのは何より収入が厳しいのが一番の理由です。
みんな他に仕事を持ちながら、または主婦業をこなしながら
必死に受け継いでいます。
知花花織を愛する気持ちは他の産地と同じように強いつもりです。

私達は自然染料にこだわり、どんなに小さなコ-スタ-でも
全て手染めの商品を作っています。
特に藍染めの商品は何度も染め重ねて紺地を出すため
糸を染めるだけで何ヶ月もかかってしまいます。
それでも本当によいものを出していくために
誇りを持って取り組んでいます。

長々と書き込んですみませんでした。
Posted by tommy at 2006年02月24日 03:01
コメント有難うございます。
手間暇かけて、自然染料を用いた手染めの糸を手織りされるお気持ちには頭が下がります。
名瀬市は長年「成人式には大島紬を着よう」というキャンペーンを張っています。コザと美里が合併してできた沖縄市では名瀬市のような行政主導のキャンペーンを張るのは難しいでしょうが、旧美里地区の貸衣裳屋、写真館、美容院などに協力してもらい、「成人式や卒業式には知花花織を着よう」とお客さんに勧めてもらってはいかがでしょうか。
手に取り、体に合わせてみれば、ご先祖から受け継いだ血が騒ぎ、和服よりも知花花織の方が自分には似合うと気づく人は多いと思います。
Posted by 百紫苑(hakushon) at 2006年02月24日 16:26
 
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