2006年06月13日

西新「ひなっ子」(6/10)

 10年前に亡くなった友人の奥さんが切り盛りしている西新の居酒屋に行ったが、満席で座れなかった。他の友人から「人気のある店だけん、予約して行った方がよかぞ」と言われていたし、奥さんからも「予約して下さったらよかったのに」と言われたが、私はいきなり行って奥さんを驚かすことを選択したのだ。

 しかし、よーく考えてみたら予約の際に名乗ったところで、私が亡き夫の同級生だということに奥さんが気づくはずはなかった。何しろ、会うのは今回が初めてだったのだから。今回の九州旅行で大きな目的の一つだった、友人が夢を実現させた居酒屋にお金を落とすことはできなかったけれど、店が繁盛していることを目の当たりにすることができて嬉しかったし、奥さんと話ができたし、直接ウスデーを渡せたから、とにかくよかった。
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 わざわざ外まで出てこられて見送って下さった奥さんに再訪を約束した後、西新をぶらぶら歩き、店表の垂れ幕に「みつせ鶏」と大書されている「ひなっ子」にふらりと入った。みつせ鶏とは初耳だが、きっとおいしいに違いない。佐賀県背振山系の三瀬村産らしい。注文したのは、冷やしトマト、おにぎり(鶏みそと梅、各1)、鶏スープ、鶏刺身盛り合わせ、串焼き盛り合わせ(写真以外にも、3〜4種類あり)、つくね、筍と松の実のチヂミ。おいしうございました。これだけの料理に妻がビール2杯、私がすだちスカッシュ、ジャスミンティー、アイスゆず茶を各1杯頼んで、5,400円ちょっと。

 串焼きは大皿に盛られることなく、一串ずつ焼きたてが運ばれてくる。つくねはそのまま食べても充分おいしいが、添えられた卵の黄身をからませると、おいしさ倍増。焦げ目が香ばしい筍と松の実のチヂミは、ヒラヤーチーに限りなく近くうまい。

 地下鉄の隣駅で、ホークスのユニフォームを着た人やメガホンを持った人達が数人電車に乗り込んできた。野球の応援帰りだろう。脱サラして居酒屋を作ったが、そのオープン1週間前に急死した友人は「埼玉に行ったライオンズは応援する気になれん」とかつて嘆いていた。ホークスは応援していたのだろうか。4月に亡くなった友人と同じく、彼とも高校を卒業してから会ったのは1度だけだった。

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Posted by 百紫苑(hakushon) at 17:17│Comments(0)ぶらぶら
 
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