2005年10月26日

アンニョンハセヨ〜;華城行宮(10/15)

結局、水原華城(スウォンファソン)の城内を散策する時間はないだろうと判断し、華城行宮(ファソンヘングン)へ向かった。5分くらいで華城行宮の駐車場到着。もう14:00を過ぎている。駐車料が2,000ウォン(=180円)かかったが、最近までは無料だったそうだ。正門の周囲は整備中で、これも駐車場になるのだろうとガイドのキムさんが言った。入場料1人1,000ウォン(=88円)を払って、正門の新豊楼へ進む。新豊楼前には民族衣装を着た人が沢山いて、何やらイベントをしていたが、キムさんは構わずズンズン進み、それが閉め切られていることがわかると、これまた構わず司会進行している女性に何かを訊いている。女性は横目でイベントの進行状況をチラチラ見ながら答えている。戻ってきたキムさんは「イベント中は新豊楼から入れないそうです」と言って、我々を別の入口へ誘導した。
アンニョンハセヨ〜;華城行宮(10/15)
中に入ってすぐに建物が新しいことに気づいた。大日本帝国が破壊したのだろうと察し、キムさんに確認したら「えぇ、まぁ、2つくらいは昔のまま残っていますが………そうです」と複雑な表情を浮かべる。最近、大日本帝国は台湾、朝鮮半島等の旧植民地で悪いことばかりをしたわけではないという声が大きくなっている。日本側からだけでなく、旧植民地側からもそのような声が上がっている。確かにいいこともしただろうが、それで悪事が帳消しになるわけではない。他民族の歴史を否定し、その文化財を破壊する行為は劣等感の裏返しだろうが、恨みを買うだけで全く意味がない。日本が敗れて60年。そろそろ忘れてもいいんじゃない?と言う人もいるだろうが、決して忘れてはならないことがある。私は薩摩の琉球侵略を400年近く経った今でも忘れていない。ただ、当時の国王を筆頭とする琉球のお偉いさん達は世界情勢を分析する能力がなく、また外敵に備える兵力を持たなかった。彼らをひと言で言えば「間抜け」だ。間抜けを頂いた者の末裔として「ま、仕方ないや」と諦めもするし、許しもする。だが、絶対に忘れない。

帰ってきて日が経つと旅行中の記憶が薄れ、余計なことを書いてしまったが、まだまだ続く韓国旅行記。

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降りそう
降りそう(2006-06-18 16:47)

Posted by 百紫苑(hakushon) at 16:46│Comments(0)ぶらぶら
 
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