よーんなー沖縄

09:13大長今テーマパーク着。乗車したまま入場料(1人5,000ウォン＝440円)を払い、駐車場へ向かう。気の早い木は葉を紅く染めている。駐車場から入口へ向かう途中に「大長今」出演者の手形がある。ガイドのキムさんが「これはイ・ヨンエ(チャングム)、これはチ・ジニ(ミン・ヂョンホ)…」と手形を指しながら教えてくれる。「チャンイの手形はありませんか？」「チャンイですか？」。チャングムと同期でミン尚宮についている食いしん坊の女官だと説明したが、わからない。「演じている女優さんの名前はわかりますか？」と逆に問われたが「チェ…何だっけ？」と今度はこちらがわからない。手形の右下にハングルで名前が書かれている。キムさんが「チェ」だけを頼りに該当する手形を探してくれたが、どうやらないようだ。さすがはスーパーサブキャラクター・チャンイ！

09:26テーマパーク入口の門に着く。右端の通用口しか開いていないが、キムさんは構わず入っていく。大丈夫かと訊くとオープンは09:30だが、大丈夫だと答える。テーマパークに入る前からカメラはほぼキムさんの手中にあったので、とにかく至る所で写真を撮られまくった。出演者手形の前、等身大パネルの前(チャングム、ミン・ヂョンホ、チェ尚宮、ハン尚宮)、チャングムとハン尚宮が入れられた牢屋の中、水刺間(スラッカン)、錦鶏小屋の前等々。そしてハイライトは私が役人、妻が尚宮の衣装を着て記念撮影をしたのだ。

それはまだ入場して間もない09:40頃、衣装を貸出している場所に着いた。キムさんに「どうですか？衣装を着て写真撮りませんか？」と訊かれたが、こっぱずかしいので「いえいえ」と一旦は断った。しかし、キムさんが「もうすぐしたら団体がドッと押寄せてきます。混雑したら衣装を借りるのは難しいです」と再度勧めた時に、妻が「着たい」と呟いたのだ。これは意外だった。こういうことは私より妻の方が消極的なのに…旅の恥は掻き捨てと腹をくくったのだろうか。1人5,000ウォン(＝440円)払って衣装を借りた。私はミン・ヂョンホというよりオ・ギョモの手下、妻はハン尚宮というよりヨンシン女官長お付きの尚宮だ。このいかにも怪しい組合わせの2人はキムさんの指示に従い場所を移動しながら、8枚も証拠写真を撮られてしまった。うーん、これらの写真は永久封印だな。

約1時間テーマパーク内を見て回ったが、意外と狭いし、手入れが行き届いてない。それでも「宮廷女官チャングムの誓い」ファンなら必見。「この場所でこのシーンを撮影した」というパネルがあちらこちらに立っているので「おー、このシーン良かったよなー」と楽しめる。逆に言えば「チャングム」に興味のない人にとっては、全く面白くない。

唯一の心残りは時間がなくて園内のお土産品店に入れなかったこと。そして最大の収穫はチャンイを漢字で書くと「蒼耳」だとわかったこと。