2006年04月04日

愛猫チャンイ;最初で最後の発情

 昨年の11月にチャンイを引き取った時、ケルビムのスタッフに「生後6ヶ月頃には最初の発情をしますから、来年の3月上旬までに避妊手術を受けさせて下さい」と言われた。言われただけではなく、誓約書にサインまでしたのに、私はチャンイが発情するのを待っていた。

 チャンイに1度だけ「さかり」を経験させたかったからだ。

 3月31日の夕方、妻が私とチャンイを置いて旅に出た。その日の夜にチャンイが切ない声で鳴き続けるのを聞いても、大好きな妻がいないからだろうと、さほど気にも留めなかったが、翌日の朝になって初めて、その声が切ないというより悩ましいことに気づいた。

 おまえもおネエさんになったんだな、チャンイ。

 お祝いにチャンイが大好きなスティックチーズを丸々1本やった。いつもなら、たちまち平らげて「もっとちょーだい、もっとちょーだい!」と大騒ぎするのに半分も食べなかったし、何よりも日頃無口なチャンイが鳴き続けることに少々たじろいでしまった。

 チャンイを膝の上に抱いてやると喉をごろごろ鳴らしながら眠るが、いつものように丸くなってジッとしているのではなく、体を伸ばしたりくねらせたりして落着かない。時々薄目を開けて私を見上げる。瞬膜が出ている。悩ましい声で小さく鳴く。

 ムラムラするのか。ムズムズするのか。頭は痛くないか。お腹はどうか。

 発情した雌猫と暮らすのは初めてなので、さかりのピークが一体どれくらいなのか、ピークを迎えて何日くらいで収まるのか、全くわからない。昨晩22:00過ぎに帰宅して玄関のドアを開けたら、いつもは怖々外を覗きながら迎えてくれるチャンイが外に飛び出しそうになった。今日の午前中には腰の辺りを撫でると、クイッと腰を上げるようになった。

 セクシーだぞ、チャンイ。落ち着いたら、病院に行こう。手術しても、おまえはうちの箱入り娘だ。自分が雌だということを忘れるなよ。

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Posted by 百紫苑(hakushon) at 23:27│Comments(0)二代目チャンイ
 
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