2006年01月27日

三七日のお墓参り

 09:40お墓に到着。時をほぼ同じくして、弟から近くのサンエーで買い物をしているとメールが届いた。父も一緒に来る予定であったが、出発直前になって実家のある宜野湾に雨が降り始めたので、脚の悪い父はお墓参りを断念したという。うちのお墓へと続く小径は途中に傾斜のきつい箇所があり、濡れていると滑りやすくなるからである。

 お墓を掃き清めて弟夫婦を待っていると、ガサゴソと音がした。猫でもいるのかと目を向けたら、10m先をマングースが歩いている。墓の塀を登り、小径を横切って墓地内の空き地に姿を消した。首里でマングースを見たのは初めてである。

三七日のお墓参り三七日のお墓参り 初めてといえば、お墓の周辺に緋寒桜がポツポツとあることに気づいたのも初めてであった。ほぼ満開の木もある。普通であれば、ウシーミーと旧暦七夕以外の時季にお墓へ来ることはない。これらの時季は墓地に人の出入りが多くなるので、マングースも警戒するに違いない。もちろん緋寒桜の花を見ることはできない。「マングースは首里にもいる」、「お墓の周辺には緋寒桜の花が咲く」。この2つを知ることができたのは、母のお陰である。

 約束の10:00少し過ぎに弟夫婦がお墓に到着した。お茶、水、酒、花、母の好きだったキットカットとサンエーの玄米弁当をお供えし、線香をあげた。母や母と同じ日にお墓に入った姪の話をしていた10:20頃、音もなく小雨が降っているのに気づいた。宜野湾で降っていた雨が首里まで来たのであろう。雨は段々強くなり、お墓を覆っている木の葉からも滴り落ちてきた。弟嫁の体調はまだ万全ではない。線香はまだ燃え尽きていなかったが、早めに引き揚げることにした。

お墓から車を止めている場所までは徒歩7、8分ほどであるが、その途中で傘の必要がないくらいの小降りになった。死して3週間を経ても、晴女の神通力は衰えぬようである。

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Posted by 百紫苑(hakushon) at 01:15│Comments(0)独言
 
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