2005年12月26日

今年もクジラがやってきた

本日の琉球新報朝刊によると、12月24日11:20頃、渡嘉敷島阿波連崎の南島約1km沖合で、今季初めてザトウクジラ5頭が確認され、翌25日午前には座間味島北西沖、渡名喜島との中間の海域に2頭が確認されたという。クジラの初確認から2日間で延べ7頭もの確認は珍しいそうだ。

私は2001年の2月から3月にかけて13回ホエールウォッチングをして、100%クジラを見ることができた。その年の2月末頃からは、座間味のホエールウォッチングのスタッフに「今日は百紫苑さんがいるから、必ずクジラに会えるね」と言われ、他のお客さんから期待の眼差しを浴びてプレッシャーを感じることさえあった。

私が参加した渡嘉敷または座間味発のホエールウォッチングツアーは、催行されたらほぼ100%クジラに会えると思う。私は1996年から2001年の間にホエールウォッチングツアーに19回(渡嘉敷発10回、座間味発9回)参加したが、1頭もクジラが見えなかったということはないし、毎年慶良間諸島周辺にやってくるクジラの数が増えていることを実感していた。但し、波風共に荒くなる時季に、私が参加したツアーが1度も取消にならなかったのは幸運だった。

ザトウクジラは出産と子育てのために慶良間諸島周辺海域にやってくる。私は母親に寄り添って一生懸命に泳ぐ子クジラを2回見たこともある。子クジラといっても体長は5mくらいあるが、やっぱり子供は可愛い。クジラのジャンプ(ブリーチング)は4回見た。ボートから3mくらいの至近距離でクジラを見たこともある。この時、クジラの吐く息は物凄く臭いということを知った。

たとえ子クジラに会えなくても、ブリーチングが見られなくても、そして近くにクジラが寄ってこなくても、クジラを見るというのは、感動的な体験であることに間違いない。クジラが海面に姿を現すと、絶叫する女性は老若問わず多い。中には泣き出す人もいる。女性に限らず男性にも、そして何といってもウチナーンチュにクジラを見てほしい。私が参加していた頃のホエールウォッチングツアーは客の9割以上が観光客と在沖アメリカ人だった(但し、ツアーによっては年齢制限があるので、予約時にご確認下さい)。

私も今季は久し振りにクジラを見に行くつもりだ。那覇からクルーザーに乗り込んで直接クジラを見に行く安いツアーもあるけれど、長時間船に揺られるのはイヤだし、何よりお世話になったので、渡嘉敷発と座間味発のホエールウォッチングツアーにそれぞれ1回は参加したい。

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Posted by 百紫苑(hakushon) at 13:36│Comments(0)独言
 
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