2005年07月18日

祖国とは、国語だ

「私たちは、ある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは、国語だ。それ以外の何ものでもない」(シオラン)

幼い頃、話しているのはヤマトゥグチ、使っているお金はドルでしたので、自分はヤマトゥンチュなのか、アメリカーなのか混乱していました。

本土でしばらく暮らしている内に「俺はウチナーンチュだ」と自覚し始めたのですが、シオランの言葉を知ってからウチナーグチをほとんど解せない私のアイデンティティーは揺らぎまくっています。「俺って、マーンチュが?」と。

グソーに行っても、ご先祖とコミュニケーションがとれないなんて…祖先崇拝が聞いて呆れるぜ!

理系の皆さん、ウチナーグチ/ヤマトゥグチの自動翻訳機を開発して下さい。

同じような言葉を大学の講義で聴いたことがあります。

「ある国の言語を学ぶということは、その国の思想を理解することです」(岡野弘彦)


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Posted by 百紫苑(hakushon) at 00:35│Comments(0)独言
 
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