友に恵まれた父
泡盛「まさひろ」で有名な合資会社比嘉酒造の三代目比嘉昌廣氏と父は小中を通しての同級生だ。
父は駆けっこが苦手で、小学校1年から5年までの運動会ではずっとブービーだったが、6年生になってから、後に「一中のオーエンス」と呼ばれた昌廣氏と日が暮れるまで工業学校の運動場で毎日特訓をした結果、昌廣氏は定位置の1着、続いて父が2着になったそうだ。
また、6年生の時に行われた首里地区の野球大会では、父がピッチャー、昌廣氏がキャッチャーでバッテリーを組み、優勝したという。
昌廣氏はご自分の名前を訓読みにした「まさひろ」という酒を売出したことで有名だが、足の遅い友人の特訓に付き合う温情深きスポーツ少年だったことも広く知って頂きたく、ここに記す。
※写真は父が昌廣氏から頂いた壷。
関連記事